アタッチメント

人の脳の発達と性格の成り立ちについて 2 アタッチメント(愛着)と内在化

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 前のブログで書いたように、人間の脳の感情的な部分は扁桃体由来の不安→アタッチメント→取り入れ→内在化の順に発達していき、最終的にバランスの取れた健全な機能を獲得していきます。   逆に言うと扁桃体由来の不安とアタッチメ…

生物の歴史と脳の進化についての一考察

 私は子どもの頃、恐竜や古代の生物、人類の進化などに関心を持っていましたが、長じて人の心について学ぶことになり、最近また子どもの頃の関心の続きで、人という生物の脳、特に感情はどのように進化してきたのかについて興…

講演会原稿「思春期の心性」8

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 非常に具体的に語りましたが、今語ったC君のケースは実際の一つのケースではありません。ですが私が20数年不登校に関わった中での典型的なエピソードを組み込んで創作したケースですので、自分でもリアルに仕上がっていると思います…

講演会原稿「思春期の心性」2

『人が赤ん坊として生まれた直後はご存知のように24時間誰かに面倒を見てもらわなければ生きていけません。人以外の哺乳類はそれほど無力ではないのですが、例えば猿の赤ちゃんは生まれた直後からお母さんにしがみつくことができます。…

人の不安と愛着の関係

  実を言うと、私がアタッチメント(愛着)理論に巡り会ったのはつい4~5年前でした。私の大学院時代にはまだ理論自体が現在のように整備されておらず、有名でもありませんでしたので学んでこなかったのです。独学ですから厳密に正確…