不登校や引きこもりの対処法を解説!うまく外部の専門家に相談することが解決の近道

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不登校や引きこもりの子どもを抱えていると、親は子どもに対してどのように対処した方がいいのかわからないことがあるでしょう。実際にどこに相談したらよいのかわからずに、家庭で悩みをすべて抱えてしまうことがあるかもしれません。

そこで本記事では、不登校や引きこもりの原因や対処法について解説します。

 

不登校や引きこもりのそれぞれの定義

そもそも不登校や引きこもりとはどういうものなのでしょうか。ここでは、不登校と引きこもりのそれぞれの定義について確認してみましょう。

 

不登校は年間30日以上欠席している状態

不登校とは、学校に行けない状態のことを指します。具体的には、病気や経済的な理由を除き、学校に行けずに年間30日以上欠席している状態です。不登校は、小・中・高に通っている生徒が対象になります。

 

引きこもりは6ヶ月以上も自宅に引きこもっている状態

引きこもりとは、仕事や学校に行かずに、自宅で6ヶ月以上も継続して引きこもっている状態です。一般的に、家族以外との社会的な交流をもつことがないだけでなく、家族との交流をも避けようとします。引きこもりは、子どもだけでなく大人でも陥ることがある点に注意しましょう。

 

不登校や引きこもりに陥る人の心理状態

子どもが不登校や引きこもりになる原因は、さまざまなことが考えられます。ここでは、不登校や引きこもりに陥る人の心理状態について3つご紹介します。

 

自分に自信がない

自分のことに対して自信がない場合は、少しのことで傷つくかもしれません。学校に通っているときは、周りの同級生と比べたりして、自分を卑下することがあります。自分に自信がなかったり、自分のコンプレックスが気になったりすると、不登校や引きこもりになる可能性があります。

 

他人と接することが苦手である

社会生活をする場合は、他人とコミュニケーションを取る必要があるでしょう。しかし、他人と接することが苦手な人は、そのこと自体にストレスを抱えます。人間関係を構築するのが苦手だったり、他人の目が怖かったりする場合は、不登校や引きこもりになることがあるでしょう。

 

学校や家族に反発したい

学校の規則や家族に対するストレスなどで、不登校や引きこもりに陥るケースもあります。学校や家族に反発するための行動として、不登校や引きこもりを選択します。学校に不満がなくても、家庭に対する不満によって不登校や引きこもり状態になる可能性があるでしょう。

 

不登校や引きこもりに陥っている人に対して行うべきではないこと

不登校や引きこもりに陥っている人に対して、家族が取るべきではない対応の仕方があります。ここでは、取るべきではない対応の仕方について、2点ご紹介します。

 

強引に登校や外出をさせること

不登校や引きこもりを解決するために、家族が強引に登校や外出をさせようとしますが、大抵の場合は逆効果になることが多いでしょう。

不登校や引きこもりに陥っている人は、登校や外出をしたくない理由が必ずあります。それが解決できていない場合は、強引に外へ連れ出しても意味がありません。強引に外へ連れ出したために、余計に家族との関係がこじれてしまうでしょう。

 

甘えや怠けだと決めつけること

不登校や引きこもりは、甘えや怠けなどのネガティブなイメージが付きまといます。だからといって、直接子どもにそういうネガティブな言葉を発してしまうと、親子関係が崩れてしまうでしょう。

子ども自身も、なんとかして克服したいと思っています。子どもに対して、親が余計なプレッシャーを与えないように心がけましょう。

 

不登校や引きこもりに陥っている人に対する正しい接し方

不登校や引きこもりに陥っている人に対して、家族が行うべき正しい接し方について2点ご紹介します。

 

感情的にならずに見守ってあげる

不登校や引きこもりに陥っている子どもを見ると、感情的になってしまうことがあります。感情的になって親が子どもに説教をすると、子どもの気持ちがふさぎ込むかもしれません。

子どもに対して説教したとしても、あまり意味がないことが多いでしょう。説教ではなく、子どもに対して黙って見守ってあげるようにしてください。子どもの行動に対して静観することが大切です。

 

専門機関や専門家に相談する

不登校や引きこもりの子どもに対して、どのように対処すればいいのかわからない場合は、児童相談所やスクールカウンセラーなどの専門機関や、専門家に相談してみましょう。

自力で解決しようと思うと、思いがけず子どもを追いつめることもあります。家庭のことは自分たちで解決しないといけない、と躍起になるのではなく、必要に応じて専門機関や専門家に相談しましょう。

 

まとめ

今回は、不登校や引きこもりの原因や対処法について解説してきました。不登校や引きこもりというと、親は深刻に考えてしまうものです。しかし子どもを過度に責めるのではなく、子どもを見守ってあげることを心がけましょう。専門機関や専門家に相談してみるのも一つの手です。

不登校や引きこもりについて相談する際は、「清洲心理相談室」までご連絡ください。当相談室では、子どもだけでなく、親からの相談についても受け付けています。必要に応じて心理カウンセリングの手法を取り入れながら、解決へのお手伝いをいたします。