対人関係の悩みってなんで尽きないの?原因や種類を解説!

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ストレス社会と呼ばれる現代では、だれしもが悩みやストレスを抱えて生きています。そのなかでも一番多いのは、対人関係に関する悩みではないでしょうか。

この記事では、対人関係に関して悩んでいる方に向けて、悩みの原因や種類についての解説をしていきます。

 

何について悩んでいるのか

生活をするなかで悩みを感じない人間はいません。未来への不安や過去の後悔といった時間に関するものや、貯金や借金といったお金に関するもの、時代の流れなどさまざまな悩みがあります。

悩みの種類はさまざまなものがあるように思えますが、根本となる悩みの種のほとんどは人間関係によるものだといわれています。直接的に職場に苦手な人や嫌いな人がいるといった悩みや、結婚や育児など人に関わる将来のことなど、間接的なものまでを想像してみても、ほとんどは対人関係の悩みです。

自分の将来や借金など、一見すると他人が関係しない自分個人の悩みです。実はそのような悩みも、対人関係からくる悩みといえます。

 

悩みのほとんどは対人関係の悩み

なぜ他人が関与してなさそうな悩みも対人関係の悩みなのかというと、人間は生きている限り必ず他人と関係を築かなければいけないからです。

生活をするにはお金が必要になるため、仕事をしなくてはいけません。仕事をして対価を得るということは、仕事をくれるクライアントとのやりとりや、最終的にサービスを利用するユーザーとのやりとりが発生します。

生活をする際の食糧や生活品を購入する場合、なにかしらのサービスを受ける場合も他人から関与されなければ享受できません。生きている限り人との関わりは絶てないので、発生する悩みはすべて人間関係からだといえるでしょう。

 

悩みの種類

前述のとおり、悩みの原因のほとんどが対人関係の悩みです。とはいえ、悩みの種類にはさまざまなものがあります。

悩みの種類を理解することで人に相談するときも相手に伝えやすくなり、悩みの種類によって自分がどのように対処をすればいいかも考えやすくなるでしょう。

 

未知のこと

人間は自分で理解できないことや、どうなるかわからない事象に対して、不安や恐れを感じるものです。そのため、わからないことがあると悩んでいると感じてしまいます。

将来のことやはじめて直面する問題などがあると、さまざまなわからないことが発生します。そのなかでも直面する機会が多いうえに正解がないのが、他人の気持ちです。他人の思考や感情というものは、いくら相手から直接聞いたとしてもわかりません。

相手に聞いてもわからないのに、自分一人で相手の感情を想像したり頭を抱えたりしても、正解がみつかるはずがありません。他人の気持ちという、もっとも不可解のものによって私たちは悩んでしまいます。そのため、対人関係の悩みにいつも困らされてしまうのでしょう。

 

他人の評価

対人関係の悩みで代表的なのは、他人から自分がどのようにみられているか、というものです。会社での上司からの評価や、後輩に慕われているのか、お客様から気に入られているのか、クレームが発生しないかなど、さまざまな観点で人からの評価を気にしてしまいます。

これは会社だけではなく、家庭内でも同じです。親やパートナーからどのように評価されているのか、嫌われているのではないかという不安も出てくるでしょう。さらに、近所の方から自分たち家族がどのようにうつっているかまで気にしてしまいます。

前述のとおり、人の気持ちや考えというのはいくら考えてもわかりません。それにもかかわらず人からの目を気にしてしまい、評価を下げないように行動したり、自分の思考に合っていない生活を送ったりすることで、ストレスを抱えてしまう人も多いでしょう。

このように自分の意思ではなく、他人の視線で行動の動機をつけている方は多くいらっしゃいます。またそういった生活を送る場合、自分の理想との乖離から常に悩みがわいてしまいます。相手から何か言われたり、されたりしていない場合でも、自分から対人関係の悩みを作り出している場合もあるでしょう。

 

相手の言動

直接的な言葉や行動によって傷つけられてしまうことにより、相手に苦手意識が芽生えてしまうことや、人間関係の悩みが発生することがもっとも多いようです。

自分と同じ思考をする人間はいません。好き嫌いや許せる範囲も人によって違いますし、習慣や常識も育った環境によって異なります。衝突してしまうことや受け入れられないこともあるでしょう。

人間関係において好き嫌いが発生するのも当たり前です。しかし嫌いな人がいても自分の環境を変えることはかんたんではありません。環境を変えても自分に合わない人は必ずいます。

どの環境に身を置いたとしても、対人関係の悩みはついてくるものです。そのため、対人関係において悩みが生まれた際の対処法を身につけておくことが、もっとも穏やかに過ごせる術といえるでしょう。

 

まとめ

生きていると必ず発生する人間関係に関する悩みについて、また悩みの種類について解説してきました。

人間関係の悩みは生きていくなかで、避けられない問題です。また、転職や転校や離婚といったように、環境を変えるのはかんたんではありません。行動にうつすには相当な労力と勇気が必要になります。

悩みを解決するためには、自身の悩みを明確にすること、そして悩みのための解決策を練ることが大切です。一人で悩んで解決を目指すのは効率が悪いといえるでしょう。

「清洲心理相談室」では、対人関係に関するカウンセリングを行っています。あなたの悩みとまっすぐに向き合いますので、ぜひ一人で抱え込まずご連絡ください。